レゴで色を混ぜる方法?

日記

年少の息子には、最近ちょっとしたブームがある。レゴブロックを2色、例えば赤と青で交互に積んで、それを「速く振って!」と大人に頼むのだ。幼稚園の先生によると、そうやって振ったレゴを見て「紫に見える!」と大喜びしているという。

それを聞いたとき、私は笑ってしまった。「なるほど、面白いことを考えるなあ」と。先生も「残像で色を混ぜるなんて、面白いこと思いつきますね」と笑ってくれていたが、他の色でも繰り返し試してもらっているようで、先生の腕の筋肉痛が心配である。

ある日、家でも同じ遊びが始まった。手には赤と青のレゴブロック。「これ、紫にできる?」と聞いてくる。試しに「どういう意味?」と聞き返してみた。すると、ちょっと得意げに「シェイクしてごらん」と言う。なるほど、これは息子にとってもう常識らしい。私がシェイクして見てみると――確かに、紫っぽく見える気がする。

これはどうやら目の錯覚の一種で、「視覚的混色」や「視覚混合」と呼ばれる現象らしい。隣り合った色を人間の目が一緒に処理して、あたかも1つの色に見えるというものだ。

それをシェイクして補っているのかな。赤と青が高速で交互に目に入ることで、脳がその情報を「混ざった色」として処理する。つまり、物理的には紫になっていないのに、人間の脳が勝手に「紫」として認識してしまうのだ。

息子がそこまで理解しているわけではないだろうけど、自分の中で「赤と青を速く振ると紫に見える」という現象を確かめて、さらに他の色でも試したり、他人にも試させて同じ様に見えるのか確認している。まるで実験だ。

ちなみに、「全部混ぜたら茶色になると思う」らしい。急に雑だな。そしてちょっとそれは試せないかも。レゴって何色あるのよ(笑)

タイトルとURLをコピーしました